丘の上だより

骨身を惜しまず・・・

かねがね自然農に必要なのは感性だけだと言ってきたけれど、もう一つ、「骨身を惜しまぬ覚悟」も必要かもしれませんね。

寒風吹きすさぶ中で菊芋を掘るとき。夏、蒸し暑さで汗に濡れた服が身体に張り付くとき。ガラスの腰が酷く痛むとき。何故か身体が重くて動きづらいとき(これはだいたい前夜飲み過ぎたせい)etc.・・・実はとっても仕事が辛かったりする。
あれ? なんか多いですね、辛いとき。でも、「歳のせいで」と決して言わないのは女の意地かな?

そんなとき仕事が辛くてついつい「神様、お願い!野菜売って!」とお願いしてしまう。
「ミチコよ、ワシは商売はせぬと言っておろうが。まだわからんか?骨身を惜しむな。本当に大切なものは目に見えず、金で買えず、云々・・・」と神様の説教が始まる(あ、言うまでもないけど私の妄想です)。
「ハイハイ、分かってます、分かってますとも」なんて言いながら「畑仕事をさせていただいて有難うございます。骨身を惜しまず、ジタバタせず、地に足着けて、身の丈をわきまえ、群れず、媚びず、頼らず、辛いときこそ楽しむ・・・」と、モゴモゴ言いながら手を動かします。

ま、なにやかや言ってもここは幸せな場所です。世間では恐ろしいことが絶え間なく起こっているけど、ここだけはぽっかり平和な空間、安心の時間が流れます。
争いごとと言えばイノシシやノウサギやアナグマとの小競り合いくらい。
泣いたり笑ったり。なんだか日本昔話を地で行くような暮らし。

もしも世界中の人が銃を草刈鎌に持ち替えて畑に立ち、採れた作物を分かち合って命を繋ぐ暮らしを楽しむことができたならこの世から争いは無くなるだろうに・・・。

なんて白昼夢を見ながらの日々の仕事です。

ところで只今「花ニラ」めちゃウマです。

幸せってなんだっけ?

ミチコよ、勇気を出して厳しい日差しの下に出、汗水流して働いてこい!
さすれば夜はこの枝豆と花オクラという恵みで美味いビールが飲めるぞ!

・・・という神様の声が聞こえる

・・・ほど美味そうな枝豆がそこそこ採れた

これ以上なんもいらん、という幸せな暮らしを満喫しております

そして、この「そこそこ」というのがいい

幸せの秘訣を見つけたような気がする

「足るを知る」こと、「欲張らない」こと、「分かち合う」こと

もちろん枝豆はジュンくんとコウジくんと分かち合ってビールを飲む
あ、ジュンくんは何の問題もないけど、コウジくんは「ミチコさん、ビール、ボク1本全部は飲めないから半分飲んでください」となり、
結局私が飲み過ぎることになるから、飲みにおいでと言わずに枝豆を家に届けよう
などと妄想しながら、まだまだ真夏のような日差しの中、いざ、畑へ

 

北朝鮮のミサイルが飛んで来ようと、玄海原発がどうにかなり避難指示がでようと
きっと私はここに居座り今の暮らしを続けます(キッパリ)!

あ、忘れとった・・・。コウジくんに断酒宣言したんだった。てへっ・・・。
やっぱ、無理! だって野菜が美味すぎる(笑)。

息子がいっぱい!

昨夜の猛烈な雷と雨が去り、予報どおり少し涼しい風が吹き出したかと思いきや、
今はまた厳しい日差しが戻り、早めに畑に行こうとしていたけど逃げ戻ってきました

まだまだ暑い夏は続きそうです

そんな中、ミチコ・ファームでは遅れていた夏野菜たちが干ばつを乗り越え元気を取り戻してきました

ヘチマの実が成り始めました

ピーマンもたくさん実を付けています。

パプリカも色づき始めました

黄色いミニトマト、可愛いですね

万願寺シシトウもポコポコなってます

 

この夏野菜が実ったのも、私がこの猛暑を乗り切れたのも、手伝ってくれた息子たちのお蔭です。

先日、ユウヤくんがファームステイに来てくれた夜、ユウヤくんとコウジくんとジュンくんと四人で飲みましたが、なんか私には頼りになる息子がいっぱいいるな、という気になりました。
みんな非力な私に手を貸してミチコ・ファームを盛り上げてくれてます。
地球の裏側の実の息子はあてにもならないけれど、神様はちゃんと頼りになる息子たちを送り届けてくれてます。
有り難い限りです。
一人ではとてもできないことができ続けています。
みんな、本当に本当にありがとう!
またみんなで美味しいお酒飲もうね!