去年の秋に種を降ろした野菜たちが命の終わりを迎えようとしています
つい昨日まで美味しくいただいた「グリーンピース」はこんな風に枯れ
この冬から春先随分と楽しませてくれた「雲仙コブ高菜」もたくさんの花が咲いて種になり
間もなく枯れて弾けます
私はこれらの種たちが命のバトンを次に渡すのをお手伝い
この種を保存して秋にまた種降ろしをすることでまた新しい命が芽吹きます
このままこぼれ種となり秋にはまた自然に発芽するものもたくさんあります
自然農の醍醐味ですね
命の終わりと命の始まり・・・命の繋がりを目の当たりにできる
こういうことを目の当たりにしながら営々とコツコツと土と日光に親しむ日々です
効率よい収穫なんてことを考えるでもなく
沢山採れるようにと栽培方法を工夫するでもなく
収穫に結びつかなかったときもどうしてだめだったかを考えるでもなく
採れなければ採れないでこれも神様の采配と納得し
収穫できた野菜を売るでもなく
たまに物々交換が成立すれば大いに喜び
畑に来てくれた人たちや手伝ってくれた人たちと分け合い
美味しく力強く優しい旬の味わいを楽しんで自分も命を繋ぐ・・・
普通の流通や経済活動には背を向けたようなこの暮らし
小さな小さなアウトローを楽しんでいます