このジャガイモはここで育ちました。見てのとおりスギナやテントバエの菊芋なんかに覆われて。
スギナの多い土は痩せているとか、雑草が栄養をとるとか言うけど、関係ないんじゃないかな。
毎回こんな雑草だらけの土で水っぽさの全くない美味しい芋が出来ます。
サイズですか?はい、小さいですよ。でも大きな芋も小さな芋も細胞の数は同じなんです。つまりこの小さいジャガイモは身が詰まってしまってるってこと。
男子バスケットボールの渡嘉敷さん(だったかな?)も小さいのに大活躍してるでしょ。小さいのは良いことだ!
というわけで、敢えての「小さな野菜作り」・・・実は油粕を補うだけも面倒だったりするというのもあるのですが・・・(笑)
「耕さず、虫や草を敵とせず、肥料・農薬を用いず」
自然農の心得を肝に銘じて美味しく安全で元気な野菜作りに励んでいます。
と言うと「売らないからそれでいいよね」、とか、「年金で食べていけるからそれでいいよね」、とのお言葉をいただくのです。
はい、年金で食べていけてます。野菜を買わなくていいから。(笑)
でも、実際に自然農の野菜の販売で生計を立てておられるかたもたくさんいらっしゃいますよ。
私が目指しているのは、ファームステイで皆さんにお伝えしたいのは、少しでもいい、自分の食べる野菜は自分で育てる(あっ、間違えました。虫や草に育ててもらう、でした。)、ということの楽しさ。
その先にはさらにこれまた楽しい「物々交換」が待ってます。
自分で頂く野菜に限らず本当は人に売る野菜だって見栄えやサイズはどうあれ、美味しく安全で元気であることが一番だと思いますけどね。
などと、畑で思いを巡らせ、人がなんといおうと自分の思いだけに忠実に日々を楽しんでいます。
「私の三無主義」を掲げて・・・「群れない。媚びない。驕らない。」
因みに最後の「驕らない」はその時々により色々変化します(笑)。