満59歳の誕生日に思ったこと。
野菜に「はしり」「さかり」「なごり」とあるように、人生にも。
さて、59歳はもうとっくに「なごり」に入っているだろうな。
人生の「なごり」、なかなか気に入っています。
お日様で言えば、ギンギンギラギラの真昼の太陽が「さかり」なら、沈みゆく夕日の静かな輝き、かな。
天と地のエネルギーをいただいて生かされている意味がわかった気がするこのごろ、これまでにも増して、一日一日を愛おしみ、慈しみ、楽しみながら過ごそうと思います。
そうして今まで以上に宇宙と繋がっている感を味わいたい。畑でフッと、あれっ、ここは別の世界かな?と感じるあの感覚をもっと感じたい。
だからもっともっと多くの時間を自然の中で過ごしたい。自然と一つになりたい。
そうしながら「腐らず・干からびず・枯れてゆく」を実践したい。
と思っていましたが、ちょっと変更。
「腐らず・干からびず・醗酵してゆく」というのはどうかな?
120歳くらいのある日、「今日は死ぬのにもってこいの日だ」ではなく「今日は醗酵を完了するのにもってこいの日だ」と感じてこの世におさらばする。馥郁たる醗酵の薫りに包まれてスーッと消えていく。まるで野生動物のように死体も残さず。
ああ、いいなあ。加齢臭ゼロですぞ。
サン・5歳・・・まだまだ「サカリ」、元気にホリホリしてます。