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  • 第235信 主役はだーれ?

    命の舞台である自然農の畑で、主役は虫や草たち。 野菜は主役ではありません。ちょっとこの場をお借りして主役の虫や草たちと一緒に舞台に立つ脇役です。 もちろん私も主役ではない。野菜が主役たちと一緒に楽しく舞台で演じることができるよう手助けする裏方です。 そんな、虫や草たちと、野菜と、私とで楽しい舞台を作り上げていこうと思います。 そのためにはなにはともあれ「焦りは禁物」、「急いては事をし損じる」・・・を肝に銘じること。 忙しい春、待ったなしの仕事がやまずみでともすればそのことを忘れがちに。あれもしなければ、これもしなければ、とジタバタするとついついやっつけ仕事になり、そんな仕事の結果が良いはずもなく。 命の舞台ではあくまで楽しく、おおらかにありたいと思う日々です。 ニンジンの畝もこんな感じ。 正しくニンジンが脇役に徹している感じですね。

  • ウサギさんの井戸端会議

    さて、ウサギはタマネギの葉を食べるか? これが只今最大の気がかり。 この見事に葉先を切り取られたタマネギ。犯人はウサギだと思うのです。 アナグマだったらもっと地面を掘っているはず。その痕跡が全くなく、しかも順序良くお行儀良く食べて行っています。 まずは早生タマネギから。 1週間ほどかけて畝の端から順に早生を食べ終えると次は極早生タマネギへ。こちらも同様に畝の端から順に奥の方へ。 これは紛れもなくウサギの食べ方。 ウサギはタマネギの葉を食べるか? の答えは・・・そう、食べるのです、自然農のタマネギに限り・・・ということではないかな? ウサギさん、皆で集まって井戸端会議です。 ウサギA・このタマネギの葉っぱ美味いよ。 ウサギB・まぁさかぁ???ありえんやろう。 ウサギA・騙されたと思って食べてみ。ホーラ、美味かろうが。 ウサギC・なんで? なんでこげん美味いと? ウサギA・この畑、自然農やけんやない? 農薬も使わんし、肥料もしてないよ。 ウサギB・そういえば葉っぱの色が薄いね。 ウサギC・ああ、硝酸態窒素がないったい。 ウサギA・うん、めっちゃ、安心安全で美味かろうが。 ウサギB・いいもん見つけたね! 子供たちも連れてこうっと! なぁんて話してそうな気がする。 去年に引き続き、イノシシの入らなくなった畑で野ウサギとアナグマが幅を利かせております。 さてさて、その対策は如何したものか??? 頭の痛いことです。

  • 第234信 誕生日に・・・

    満59歳の誕生日に思ったこと。 野菜に「はしり」「さかり」「なごり」とあるように、人生にも。 さて、59歳はもうとっくに「なごり」に入っているだろうな。 人生の「なごり」、なかなか気に入っています。 お日様で言えば、ギンギンギラギラの真昼の太陽が「さかり」なら、沈みゆく夕日の静かな輝き、かな。 天と地のエネルギーをいただいて生かされている意味がわかった気がするこのごろ、これまでにも増して、一日一日を愛おしみ、慈しみ、楽しみながら過ごそうと思います。 そうして今まで以上に宇宙と繋がっている感を味わいたい。畑でフッと、あれっ、ここは別の世界かな?と感じるあの感覚をもっと感じたい。 だからもっともっと多くの時間を自然の中で過ごしたい。自然と一つになりたい。 そうしながら「腐らず・干からびず・枯れてゆく」を実践したい。 と思っていましたが、ちょっと変更。 「腐らず・干からびず・醗酵してゆく」というのはどうかな? 120歳くらいのある日、「今日は死ぬのにもってこいの日だ」ではなく「今日は醗酵を完了するのにもってこいの日だ」と感じてこの世におさらばする。馥郁たる醗酵の薫りに包まれてスーッと消えていく。まるで野生動物のように死体も残さず。 ああ、いいなあ。加齢臭ゼロですぞ。 サン・5歳・・・まだまだ「サカリ」、元気にホリホリしてます。

  • 第235信 主役はだーれ?

    命の舞台である自然農の畑で、主役は虫や草たち。 野菜は主役ではありません。ちょっとこの場をお借りして主役の虫や草たちと一緒に舞台に立つ脇役です。 もちろん私も主役ではない。野菜が主役たちと一緒に楽しく舞台で演じることができるよう手助けする裏方です。 そんな、虫や草たちと、野菜と、私とで楽しい舞台を作り上げていこうと思います。 そのためにはなにはともあれ「焦りは禁物」、「急いては事をし損じる」・・・を肝に銘じること。 忙しい春、待ったなしの仕事がやまずみでともすればそのことを忘れがちに。あれもしなければ、これもしなければ、とジタバタするとついついやっつけ仕事になり、そんな仕事の結果が良いはずもなく。 命の舞台ではあくまで楽しく、おおらかにありたいと思う日々です。 ニンジンの畝もこんな感じ。 正しくニンジンが脇役に徹している感じですね。

  • ウサギさんの井戸端会議

    さて、ウサギはタマネギの葉を食べるか? これが只今最大の気がかり。 この見事に葉先を切り取られたタマネギ。犯人はウサギだと思うのです。 アナグマだったらもっと地面を掘っているはず。その痕跡が全くなく、しかも順序良くお行儀良く食べて行っています。 まずは早生タマネギから。 1週間ほどかけて畝の端から順に早生を食べ終えると次は極早生タマネギへ。こちらも同様に畝の端から順に奥の方へ。 これは紛れもなくウサギの食べ方。 ウサギはタマネギの葉を食べるか? の答えは・・・そう、食べるのです、自然農のタマネギに限り・・・ということではないかな? ウサギさん、皆で集まって井戸端会議です。 ウサギA・このタマネギの葉っぱ美味いよ。 ウサギB・まぁさかぁ???ありえんやろう。 ウサギA・騙されたと思って食べてみ。ホーラ、美味かろうが。 ウサギC・なんで? なんでこげん美味いと? ウサギA・この畑、自然農やけんやない? 農薬も使わんし、肥料もしてないよ。 ウサギB・そういえば葉っぱの色が薄いね。 ウサギC・ああ、硝酸態窒素がないったい。 ウサギA・うん、めっちゃ、安心安全で美味かろうが。 ウサギB・いいもん見つけたね! 子供たちも連れてこうっと! なぁんて話してそうな気がする。 去年に引き続き、イノシシの入らなくなった畑で野ウサギとアナグマが幅を利かせております。 さてさて、その対策は如何したものか??? 頭の痛いことです。

  • 第234信 誕生日に・・・

    満59歳の誕生日に思ったこと。 野菜に「はしり」「さかり」「なごり」とあるように、人生にも。 さて、59歳はもうとっくに「なごり」に入っているだろうな。 人生の「なごり」、なかなか気に入っています。 お日様で言えば、ギンギンギラギラの真昼の太陽が「さかり」なら、沈みゆく夕日の静かな輝き、かな。 天と地のエネルギーをいただいて生かされている意味がわかった気がするこのごろ、これまでにも増して、一日一日を愛おしみ、慈しみ、楽しみながら過ごそうと思います。 そうして今まで以上に宇宙と繋がっている感を味わいたい。畑でフッと、あれっ、ここは別の世界かな?と感じるあの感覚をもっと感じたい。 だからもっともっと多くの時間を自然の中で過ごしたい。自然と一つになりたい。 そうしながら「腐らず・干からびず・枯れてゆく」を実践したい。 と思っていましたが、ちょっと変更。 「腐らず・干からびず・醗酵してゆく」というのはどうかな? 120歳くらいのある日、「今日は死ぬのにもってこいの日だ」ではなく「今日は醗酵を完了するのにもってこいの日だ」と感じてこの世におさらばする。馥郁たる醗酵の薫りに包まれてスーッと消えていく。まるで野生動物のように死体も残さず。 ああ、いいなあ。加齢臭ゼロですぞ。 サン・5歳・・・まだまだ「サカリ」、元気にホリホリしてます。