骨身を惜しまず・・・

かねがね自然農に必要なのは感性だけだと言ってきたけれど、もう一つ、「骨身を惜しまぬ覚悟」も必要かもしれませんね。

寒風吹きすさぶ中で菊芋を掘るとき。夏、蒸し暑さで汗に濡れた服が身体に張り付くとき。ガラスの腰が酷く痛むとき。何故か身体が重くて動きづらいとき(これはだいたい前夜飲み過ぎたせい)etc.・・・実はとっても仕事が辛かったりする。
あれ? なんか多いですね、辛いとき。でも、「歳のせいで」と決して言わないのは女の意地かな?

そんなとき仕事が辛くてついつい「神様、お願い!野菜売って!」とお願いしてしまう。
「ミチコよ、ワシは商売はせぬと言っておろうが。まだわからんか?骨身を惜しむな。本当に大切なものは目に見えず、金で買えず、云々・・・」と神様の説教が始まる(あ、言うまでもないけど私の妄想です)。
「ハイハイ、分かってます、分かってますとも」なんて言いながら「畑仕事をさせていただいて有難うございます。骨身を惜しまず、ジタバタせず、地に足着けて、身の丈をわきまえ、群れず、媚びず、頼らず、辛いときこそ楽しむ・・・」と、モゴモゴ言いながら手を動かします。

ま、なにやかや言ってもここは幸せな場所です。世間では恐ろしいことが絶え間なく起こっているけど、ここだけはぽっかり平和な空間、安心の時間が流れます。
争いごとと言えばイノシシやノウサギやアナグマとの小競り合いくらい。
泣いたり笑ったり。なんだか日本昔話を地で行くような暮らし。

もしも世界中の人が銃を草刈鎌に持ち替えて畑に立ち、採れた作物を分かち合って命を繋ぐ暮らしを楽しむことができたならこの世から争いは無くなるだろうに・・・。

なんて白昼夢を見ながらの日々の仕事です。

ところで只今「花ニラ」めちゃウマです。

あら? 聞こえてた?

畑と庭の小さなハウスの中とで散々広がって大きくなったロングデニース(とっても大きなズッキーニ)
でも、さっぱり雌花が咲かず、
仏のミチコさんも遂にキレて「もう、知らん! 勝手にしろ!」と叫んだのが聞こえたのか?
突然雌花が咲き始め、毎朝気合いを入れて蜜蜂マーヤになって飛び回り受粉させてます(ズッキーニは自然の状態では受粉しにくいので人工的に受粉させてます)

大きな雌花が正々堂々って感じで開いています
気温が高過ぎると雌花はつきにくいのかもしれません
ちょっと気温が下がると同時に咲き始めました

こちらの白ナスは花が咲いても一向に受粉せず実が成らなかったのですが、
こちらも気温が下がったせいでしょうか、実が成りだしました

やはり気温が高すぎると植物の生命活動も低下、
受粉させる虫たちの活動も低下しているのでしょうね

 

幸せってなんだっけ?

ミチコよ、勇気を出して厳しい日差しの下に出、汗水流して働いてこい!
さすれば夜はこの枝豆と花オクラという恵みで美味いビールが飲めるぞ!

・・・という神様の声が聞こえる

・・・ほど美味そうな枝豆がそこそこ採れた

これ以上なんもいらん、という幸せな暮らしを満喫しております

そして、この「そこそこ」というのがいい

幸せの秘訣を見つけたような気がする

「足るを知る」こと、「欲張らない」こと、「分かち合う」こと

もちろん枝豆はジュンくんとコウジくんと分かち合ってビールを飲む
あ、ジュンくんは何の問題もないけど、コウジくんは「ミチコさん、ビール、ボク1本全部は飲めないから半分飲んでください」となり、
結局私が飲み過ぎることになるから、飲みにおいでと言わずに枝豆を家に届けよう
などと妄想しながら、まだまだ真夏のような日差しの中、いざ、畑へ

 

北朝鮮のミサイルが飛んで来ようと、玄海原発がどうにかなり避難指示がでようと
きっと私はここに居座り今の暮らしを続けます(キッパリ)!

あ、忘れとった・・・。コウジくんに断酒宣言したんだった。てへっ・・・。
やっぱ、無理! だって野菜が美味すぎる(笑)。